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Daddy, Your Device Shrunk the Sister

Tales from the Minus Lab/USC Student Design Team

部屋に隠された未知の世界を探索しつつ、自由自在に大きくなったり小さくなったりする力を利用せよ。
Tales from the Minus Labは絶え間なく大きさが変わるFPSアドベンチャーだ。

メインストーリーをクリアしたら、フルサイズレンジモードを試してみよう!
'4'キーを押すと、全てのサイズが解除されてサンドボックスモードがスタートする。ここでの目的はこの世界に散らばる数々の隠された鍵を見つけ出すことだ。君は全部見つけられるかい!


あらすじ

君は発明家アイザックの娘・アビゲイル=スウィフトとしてプレイする。君の兄であるベンジャミンは最近父親の古い研究室を相続し、父の不思議な縮小デバイスを偶然見つけた。いまや彼は研究室のどこかで行方不明になった―彼を追って小さくなるのは…君に任されている。

Tales from the Minus Labはプレイヤーが人間サイズからアリの大きさまで自由に縮小化/巨大化ができるオープンワールドアクションアドベンチャーだ。すべてのゲームはたったひとつの部屋―アイザックの研究室で行われるが、小さくなったプレイヤーたちは研究室の至るところに隠された幻想的な世界を発見する。

ゲームのひとつひとつの場面は探索と環境物理学の(=自然の法則に従った)パズルで構成されているが、どちらもプレイヤーの大きさごとの能力に深く依存している。大きいサイズでは、プレイヤーは周囲にあるものを持ち上げたり操作したりできる一方で、小さいサイズではそれらの中に飛び込んだり探検したりできる。たとえば、あるパズルでは小さいサイズでの新しい道を切り開くために、十分な大きさまで拡大して全体のレベルを回転させなくてはならない。別のパズルではプレイヤーの体重(サイズに従って変動する)が組み込まれているし、大きさごとの環境から受ける危険や、表面張力(とても小さくなると液体の上を歩けるようになる)などの要素も含まれている。

(以上、公式HPより http://www.theminuslab.com/

※sandbox: オープンワールドゲームの中でも、決まった目的が存在せずプレイヤーが自由に行動できる物 (wikipediaより)



以前たっぴさんがご自身のブログで取り上げていた"Tales from the Minus Lab"。
遅ればせながら私もダウンロードしプレイしてみた。
ゲーム内容についてはたっぴさんが秀逸な記事を書いているので敢えて私が述べることは無いのだが、今回はその外堀を中心に少し書いてみようと思う。
たっぴさんの記事はこちら。操作方法からストーリーまで丁寧に書いてあるので非常に分かりやすい。

ゲーム自体は公式HPからダウンロードできる。ファイルサイズはやや大きいものの、指示に従って操作すれば問題なく起動できるはずだ。
製作チームは南カリフォルニア大学の学生達(2012年時点)のようで、結構大規模なプロジェクトだったようだ。チームの何人かは自分のサイトを持っているようで、この人などはかなりゾクゾクするコメントを残している。
http://www.jasonmathias.net/2014/05/29/tales-from-the-minus-lab-ui-lead/


少し紛らわしいのだが、開発者達はこのゲームを元にした同名のアプリを開発している。どうやらこちらはHasbro My3DやFOV2GOで立体視を楽しむためだけのアプリのようなのだが、残念ながら私はあまりこういう分野には明るくないので詳細は分からない。オキュラスと呼ばれるマシンを使用すると良い、とのことだが…?
https://itunes.apple.com/jp/app/fov2go-tales-from-minus-lab/id503346367?mt=8
ちなみに実際に装着してプレイしている映像がyoutubeにあったけど…やっぱり見てもよく分からないや。
https://www.youtube.com/watch?v=PYVvJijetA0


さて、このゲームのシナリオだが、大体は上に記した通りの内容の通りである。ゲーム中には一部の例外を除いて一切の会話ウィンドウが表示されず、特定の場面でアビーが独り言を漏らす形でストーリーが語られる。また、ゲーム中には乾電池がセットされた小さなマシンがあり、近くを通ることでそれまでの状況が保存されるとともに、いくつかのチェックポイントでは兄・ベンの遺したメッセージが再生される。なぜこんな事態になったのか、なぜ縮小マシンが暴走したのか、後悔とともにその時の状況が語られることで、ゲームの真相が明らかになるというシステムだ。…多分。
というのも、ゲーム中のセリフは全て英語で語られるので、私のリスニング能力の低さから細かい部分についてはあまり聞き取れなかったのだ。あまつさえ、後半になるとこのメッセージがヒントになっていると思われる節があり、いろいろとツライ。

残念なことに、このゲームはあまりユーザーフレンドリーではないというか、いろいろと作りこみが甘い部分がある。
例えばゲーム中では操作方法の説明が一切無かったり、製作者が予想していないと思われる行動を取るとすぐに進行不能に陥る。そのくせ、セーブ機能などは一切無いため致命的なミスを犯した場合は最初からやり直す羽目になる。
基本的にこのゲームは、通常モードにおいては正規ルートが決まっており、間違ったルートを進もうとすると高所からの落下などにより主人公が死んで前のチェックポイントに戻される仕組みになっている…はずだったのだろうが、どういうわけか落ちても死ねないポイントがあったり、その段階では行けないはずの場所に行けてしまったりする。その状態で別のチェックポイントを通過してしまうと、正規ルートに戻ることもできず、詰む。
製作者たちもこのあたりのことは承知していたようで、後になってREADMEがとある掲示板にアップされていた(READMEを加えて再度アップロードするのが面倒だったって書いてあるけど…それってどうなんだろ)。それによると、1~9までのショートカットキーでワープ出来る機能はバグによるリトライのために敢えて残しておいたということだ。
実際、ショートカットキーによるリスタートはワープするのみの機能であり、状況は保存されているので進行度に応じたキーを覚えておけば快適にプレイできるはずだ。…それでも状況によってはやっぱりやり直さないといけなくなるのだけど。
件の掲示板はこちら。スレッド2番目のREADMEと書いてある部分をクリックすればダウンロードできる。
http://techreport.com/forums/viewtopic.php?f=12&t=79210

本編の攻略については、おそらく公式のものと思われる動画がyoutubeにアップされており、それを参考にプレイすれば(たとえ英語が分からなくても)ゲームを進めることは出来るはずだ…途中までは。
この攻略動画はなぜか中途半端なところで終わってしまっていて、動画の後半部は冒頭に述べた『サンドボックスモード』についてのものになってしまっている。そしてyoutubeにはいろんな国のいろんな人達がこのゲームの実況動画を上げているが、その誰一人として完全クリアした人がいないようだ(大抵の人は非正規ルートに入ってしまって詰んでいるか、大木近くの穴に落ちた後に抜け出せないことに気付いて諦めている)。
実は私もそんなプレイヤーの一人で、結局のところエンディングまで到達していない。というか、ざっと調べた限りにおいてはネット上に碌な攻略情報が落ちていないぞ…
とはいえ、ゲームの雰囲気を味わうには最適な動画なので、プレイしたことが無い人は一度見てみることをオススメする。
https://www.youtube.com/watch?v=ZtvbIYyRx74
鍵集めについては、たっぴさんの記事のほか、このサイトも参考になるだろう。未だに全部集めた人を知らないけど。
http://gaming.stackexchange.com/questions/92738/where-are-the-31-secret-keys/93636#93636

このように、玉に瑕がある…というよりひび割れる寸前の宝石のようなゲームなのだが、その欠点を補って余りあるほどの魅力も持ち合わせている。どれほどゲーム進行に難があろうとも、バグ取りが甘くてストレスが溜まる設計だとしても、見慣れたはずの研究室で小さくなって探索する感覚は何物にも変えがたい経験だと思う。
特にサイズレンジを自由に調整するサンドボックスモードは本当に面白く、あれこれサイズを変えながらただ研究室をうろうろしているだけでもわくわくする。
是非ダウンロードして'4'キーを押し、小さくて大きな研究室を全身で楽しんで欲しい。


個人的には、自分から顕微鏡のスライドグラスに登ったり、テントウムシほどの大きさでチーズの穴の中を探索したりする場面が大好き。身体が縮むに連れて遠くの景色がどんどんぼやけていくのだけど、アリの大きさ(最小サイズ)、まで小さくなるともはや現実感が無く、別の世界に迷い込んだような感覚すらおぼえてしまう。

あと、私が面白いと感じたのはコンソールの近くに整列しているマトリョーシカ。最初から展開されており、一番大きい人形から小さい人形まで並んでいるのだが、それぞれの人形の大きさがアビーが縮小するウサギ~テントウムシまでの大きさにほぼ対応している(なぜか最後の2つはうまく重なっていないし、よく見ると僅かにテーブルから浮いてるけど)。
FPSである以上、プレイヤーが操作キャラの姿を見ることはできないのだが、マトリョーシカはそんなプレイヤーの代わりに自分の大きさを投影してくれる。自由な大きさで、それぞれの人形を自分が変身するのと同じ大きさの動物だと思って見るといろんなことが分かるはずだ。
人間から見るとウサギとリスはどれくらい大きさに差があるのか。テントウムシにはハチドリがどう映っているのか。カエルから見たカマキリはどの程度の大きさか。ウサギはアリから見るとどれほどまでに巨大な―とてつもない存在なのか。
TMLmat.jpg
カマキリサイズのアビーから見たカエルサイズのマトリョーシカ。身長で4倍、体積で64倍の大きさ。


サンドボックスモードがオススメと書いたが、ゲーム開始直後から'4'キーを押すとさまざまな不具合があるようだ。研究室が暗いままだったり、サイズ表示が無かったり、死ぬことができなかったり。
ということで、以降はサンドボックスモードをはじめても問題ない部分までの攻略記事を掲載する。
序盤のみとはいえ強度のネタバレを含むので、未プレイの人は見ないほうが良い。
あと、もし翻訳に間違いを見つけた場合は指摘してくださるととても有難いです。あまり自信がないので。

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プラチナ色の月夜

月姫 4/ツインハートコミックス

アナタからのおくりもの/しらかば みん

それは琥珀が休暇中の出来事。秋葉はそのことをすっかり忘れ、用事を頼むために琥珀の部屋の前まで来ていた。
部屋の扉にはこんな貼り紙が―

『私の大切、また危険なものがありますので ぜったいに部屋に入らないでください』

その貼り紙をみて秋葉はようやく琥珀に休暇を与えたことを思い出す。それまではよかったのだが…
こんな事されると…部屋の中に… …入りたくなっちゃうじゃないの~~


「で 秋葉…なんで、こうなったんだい?」
呆れた顔で問いかける志貴。
「兄さん…なんでと言われましても…なんでって…私だってよくわかりません」
全裸のまま、恥ずかしそうにカーテンを体に巻きつけて答える秋葉。その身体はなぜか人形のように小さくなっている。
「琥珀の部屋に入って…そしたら、変なボタンのついた箱があったんです。で、思わずそのボタンを押しちゃって…それを押したらピカッと光って…気がついたらこうなってたのです」
「また琥珀さん変なものを作ったのか!?」
毎度の事ながら… …とはいえ、この秋葉は…

「あっ、ネズミみたいな影が秋葉を狙ってる!」「ひっ!」
「今度は後ろにネコが!!」「え!?」
「あっ、あっちには秋葉と同じくらいのゴキ…」「きゃああああ!」
…かわいい。ちょっとした冗談でこんなに取り乱す秋葉はちょっと新鮮、かも。
「大丈夫か?怖いのか?」
「だ、大丈夫です。私は…怖がってなんかないです…」
震えながら答える秋葉。どうしよう、楽しい。
とはいえ、ずっと全裸のままでは可哀想だし、なにか着るものを…あ、そうだ。

しばらくして。ちっこい秋葉は和人形の服を着せられていた。長くて美しい髪の秋葉に実によく似合っている。
屋敷の和室にあった人形の服をわざわざ志貴が縫い直したのだ。
―もちろん秋葉が裸で可哀想だから、とかそういうわけではない。志貴はただ単に、この状況を楽しんでいるだけ。
…楽しんでいるだけだったのだけど。

「うれしいです」
秋葉は。
「本当なら、今のこの状態を悲しんだりどうにかしようと考えたりするのでしょうが…でも…」
とても。
「それより、この着物をもらえた事のほうがもっともっと嬉しくて」
嬉しそうで―



MELTY BLOOD コミックアンソロジー VOL.6/DNAメディアコミックス

琥珀さんの小っちゃいってことは…/ちざきゃ

「か…完成です」
琥珀の部屋。例によって例のごとく、琥珀は試験管を片手に怪しげな薬を調合していた。
「Gアキハは持続性を除き大成功でした…その成果をふまえ、今度は逆に小さくなる薬です…」
G秋葉。かつて琥珀が作った薬によって巨大化した秋葉のことだ。
「では、さっそく秋葉さまで人体実験を…」
性懲りも無く、試験管片手にうきうきとした足取りで秋葉の元へと向かう琥珀。

…だが、今回は勝手が違った。
うっかり足を滑らせた拍子に試験管の薬を自らかぶってしまい―自分が小さくなってしまったのだ。
服も一緒に小さくなったことが幸いといえば幸いだが、このままではマズイ。
「秋葉さまはGアキハになってからそれほど時間も経ってませんし…身体に残留している巨大化する成分を抽出し、調合して薬を作るのがいちばん早そうですね…」
そうと決まれば善は急げ。さっそく小さな身体のまま秋葉の部屋を目指すが…

秋葉は部屋で、琥珀の名前を呟きながら全力でサンドバッグを殴りつけていた。…あれはどう見ても怒っている様子だ(自業自得だが)。
だが、扉の影からそっと覗き見る琥珀の近くに、巨大な柱―ではなく、誰かの右足が近づいてきた。どうやらシオンが秋葉に用事があって訪れたようだが…!これは使えるかも…!

「秋葉」「あらシオンどうしたの」
「実はちょっと話が…『そのナイムネを豊胸手術などでなんとかできませんか?見ているこっちが哀れになってしまいます』」

その言葉に、秋葉の怒りのボルテージが一気に高まる!
「居候のくせにずいぶんな口を利くようになったのね…」
もちろん、シオン本人にはそんなことを言った覚えなど無い。一体どうなって…?
「い…今のは私ではありません」
「言い訳など聞きたくありません。『人の心配より自分の心配をしたらどうです。そんなことだから中途半端な吸血鬼なんです。エルトナム一族の底が知れますね』」

今度はシオンの眉がつり上がる。秋葉のほうもそんなことを言った覚えなど無い…が。売り言葉に買い言葉。
怒りの収らない二人は、流れのままに戦いを始めてしまう!

「ふふふ…」
―その二人の争いを見守る小さな影があった。いうまでもなく琥珀だ。
「二人が潰しあえば秋葉さまもタダではすまないはず。弱ったところで髪の一本でも回収させていただきます」
そう、すべては計画通り。このまま何事も無く事が運べば―

と、思った次の瞬間、激しい戦いを続けていた二人の流れ弾が、琥珀の隠れるサイドボードへと飛んできた!
「わっ!!!」
琥珀はおもわず大声を上げて尻餅をついてしまう。その途端…戦っている二人と目が合ってしまった。
「あ…」
「こ…琥珀?」
秋葉は意外そうな顔で、サイドボードの陰から現れた小さな琥珀を見つめている。
「あはははは…秋葉さま、ごきげんよう…」
とりあえず笑って誤魔化して…なんとかなるわけ無かった。見る見るうちに秋葉の目つきが変わっていって…あ、ヤバイ。
「なるほど…その恰好…先程の発言はすべて、あなたの仕業ね…」

「待ちなさーーーーい!!!」
「きゃーーー!」

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なつかしのアンソロジー(R-18)

魔少女の囁き…。/うーりん(U-ring) OKS COMIX
大人気サークル「うめにゃん亭」の現在入手困難な同人パロディ作品とさらに描き下ろし収録の超集大成!
(以上、表紙より抜粋)

Selfish

「ということで、そろそろ気が済んだかしら?どろしーちゃん。」
どろしーはエリザベスにおちょくられていた。
―もっともエリザベスはセラヴィーの腹話術人形だ。つまり、どろしーは間接的にセラヴィーにおちょくられていた。

「あのねぇ、あたしがこんなちみっちゃい体になったのは誰のせいだと思ってるのよ!?」
全裸でその豊満な胸を抱えながら、なおもどろしーは毒づく。
「あんたが!!あたしに!!巨人を小さくする薬を、思いっきりぶっかけたからじゃないのっ!」
そうなのだ。いまやどろしーは人形程度の大きさしかない。フランス人形のエリザベスよりも、さらに一回りは小さいだろう。
とはいえ、かかったのは少量だし、どうせ放っておけば薬の効果も勝手に切れる。
そもそもこんな事態になった原因の一端はどろしーにあるのだ。

「とりあえずは濡れた体をキレイにしたらどうですか?そのままだと風邪をひいちゃいますよ?」
全く動じる様子の無い(いつものことだが)セラヴィーはそういって巨大な洗面器を差し出す。ご丁寧に、既にお湯が張られているようだ。
「タオルと着替えもありますから、遠慮なく使ってください」
「着替え?」
「チャチャが小さい頃使ってた、着せ替え人形のお洋服がとってあったんですよ」
「…ふーん…」

…と、少しだけ期待したものの―やっぱりセラヴィーはセラヴィーだった。
用意されたお人形の服ってのは、ウェディングドレスに裸(?)エプロン、ナース服にウェイトレスの…って、これチャー子の趣味じゃなくてセラヴィーの趣味じゃ…
「そういえば、僕も小さい頃お人形遊びをしましたっけ」
セラヴィーはそう言ってどろしーを片手で持ち上げる。ちょうど人形を持ち上げるような感じだ。
「アンタが?」
「そりゃ僕も健全な男の子でしたからね」

「例えば…」
言うなり、セラヴィーが人形の服の胸元をはだけさせる。…って、いきなりなにを!?
「この中は一体どうなっているのかとか」
ぷちっ。
「この下にはどんな秘密が隠されているのかとか」
ばさっ。
「ドキドキしながらめくってみたものですよ」
ぺろん。
セラヴィーは手馴れた手つきでどんどんどろしーの服を脱がしていく。もちろん、あのセラヴィーがそれだけで済ませるはずがなくて…あっ…んっ…ゆっ、指で撫でられるとっ…
「こらっ…セラヴィー、そんなところをいじっちゃダメだって…っ……ぁ…んっ」
「どろしーちゃんは、ここが弱いんですね」
股間に軽くキス。もちろん体は片手に寝そべらせたまま。

「でも……」
「そんなに色っぽい声を出しちゃ、もっともっといじりたくなるじゃあないですか」
セラヴィーはそう言うと、もう片方の手で身動きできないどろしーの股を大きく広げ―

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ドッドソンもディズニーもナボコフもおとなもこどももおねーさんも

Alice's Adventures in Wonderland and Through the Looking-Glass/ The Original Classic by Lewis Carrol, Cover Art & Illustrations by Kriss Sison

CURIOUSER AND CURIOUSER! RE-EXPERIENCE LEWIS CAROLL'S ORIGINAL ALICE NOVELS WITH GOURGEOUS MANGA-STYLED ARTWORK! AN ALL-NEW EDITION OF A PERENNIAL CLASSIC!
―へんてこりんがどんどこりん!ルイス・キャロル原作のアリスのお話が素敵なマンガ調の挿絵とともにうまれかわる!不朽の名作の完全新作版!

(以上、裏表紙より抜粋。日本語訳は適当デス。)

昨年末ひそかに話題になっていた、アメリカ版「ふしぎの国のアリス」。今年になってようやく私も入手できたのだけど、洋書の宿命か購入方法が煩雑だったり、ネット上における情報の正確性が薄かったりして手元に届くまでに結構な混乱がありました。
というわけで、今回は本の内容だけでなく、購入方法や装丁・構成などについてもちょっとまとめてみました。


<入手方法>
出版元は"Seven Seas Entertainment, LLC"というロサンゼルスの会社であり、当然ながら日本では洋書の扱いになる。
ネットを利用して入手する場合にはamazonや楽天などのサイトを利用して購入すればよい…のだが、人気商品のため現在品薄。私はamazonで12月上旬に注文したのだが、手元に届いたのは1月はじめだった。Amazonにはまだ在庫はあるようだが、3週間程度は待つことを覚悟したほうが良いかも。原価は$14.99なので、大体1900円前後が相場か。

Amazonのサイト。安価なkindle版やハードカバー版などいろいろなフォーマットがあるように見えるが、本物(?)はひとつだけ。注文前にイラストの作者名でもう一度確認しよう。感想欄も新旧バラバラの作品に対するコメントが入り混じっており、どうやらサイトに不具合があるようだ。 1/11時点では、僅かながら在庫はある様子。
http://www.amazon.co.jp/dp/1626920613/ref=cm_sw_r_tw_dp_ZRMSub1S98FDP

楽天のサイト。1/11時点では在庫切れ。洋書売り上げランキングで常に上位に入っているあたり、人気商品であることが伺える。
http://books.rakuten.co.jp/rb/12885323/?scid=we_twt_upc443

あるいはいっそ本場アメリカの通販サイトを利用するのもひとつの手。日本よりも在庫の確保などにおいて確実性が高いので、言語の壁を乗り越えられるのであれば最も信頼できる方法だろう。以下はpowellsのリンク。
http://www.powells.com/biblio/9781626920613?&PID=33241

おまけでSeven Seas Entertainmentのサイト。ラインナップを見ると分かるが、主に日本のマンガやライトノベルの英語版を刊行している会社のようだ。QuinRoseの作品が充実しているような…
http://www.gomanga.com/


<装丁>
A5版のペーパーバック。ハードカバーほどではないが、しっかりとした作り。カバー等は無い。
めくってみた感じだと、字が大きくて読みやすいほか開いたまま相手に見せやすい構造になっている。本来が子供向けの商品なのか、ひざの上に本を開いて読み聞かせることを想定しているようだ。


<構成>
タイトルどおり、「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」が全編収録されているほか、巻頭に数枚のカラーイラストが、巻末にイラストのラフスケッチが収録されている。著者やイラストレーターのコメントやあとがきのようなものは無し。


<本文>
英語版ということもあり、原文のまま。ネズミの『尾話』などのギミックも完全に再現されている。日本語版では通例カットされることの多い数篇の詩についても収録されているので、あらゆる意味で完全版と言えるだろう。
日本語版の対訳はいくつも出ているので、原文を読みながらそれぞれの訳し方の違いを汲み取るのも面白い。
原文のニュアンスを重視するのであれば、以前紹介した角川つばさ文庫版をどうぞ。
新訳 ふしぎの国のアリス (角川つばさ文庫) http://www.amazon.co.jp/dp/4046310812/ref=cm_sw_r_tw_dp_j5NSub0657X0D


<イラスト>
本書における最大の目玉であり、日本で話題になった最大の要因。
ネット上では「萌え絵」とか「日本の影響が大きい」とかの意見が多く、裏表紙にも"MANGA-STYLED"との表現がある通り、日本人にも馴染みやすい絵柄。
ただ、日本の影響のみを受けているというわけではなく、むしろディズニーアニメ版の「ふしぎの国のアリス」や原作におけるジョン・テニエルの挿絵をかなり意識しているように感じた。例えばチェシャ猫はディズニー版と同様に紫の体色を持つ尻尾の太いネコとして描かれているし、顔が醜く頭身が低い公爵夫人のイラストはテニエル氏の影響が強い。
さらに、原作においてイラストが挿絵されている箇所には、原作とほぼ完全に同じ構図でイラストが挿絵されている。アメリカ版や萌え絵版などの呼称も分かるのだが、これらの点を考慮するに新しいスタンダード版のアリスと言っても差し支えないほどの出来栄えだ。このほか、いくつかのシーンで挿絵が追加されており、全般的にイラストが多い印象を受ける。
ただし、なぜかハートの女王だけは黒髪ぱっつんボブの気が強い巨乳美女というオリジナリティの強い絵柄になっている。これはこれでなかなか…
本が手元にある人は、以下のサイトでテニエル氏の挿絵とクリス氏の挿絵を比較してみよう。
プロジェクト杉田玄白 不思議の国のアリス http://www.genpaku.org/alice01/alice01j.html


<作者>
ドッドソン氏については多く語るまい。長くなるし。
イラストを描いたクリス氏はフィリピンのイラストレーター。詳細については検索すれば本人のFacebook等がヒットするので、deviantartのアドレスのみを記載する。どうやら日本のマンガやアニメに明るい方のようだ。
isangkutsarangmoe (Kriss Sison) http://isangkutsarangmoe.deviantart.com/

(以下、本編とは関係のない要素は折りたたみます)

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多層世界の縮小関係

おまかせくださいっ with ぐりいん・があでん/小林少年 (R-18)

おまかせくださいっ

葉月は心の清い優しい少女だ。だから彼女が精霊を見ることができたのは、偶然なんかじゃないはず。
ある日、葉月は重い生理痛に悩まされていた。いや、そのこと自体は別にたいしたことじゃない。こういう日に限って、友人のよしえと遊びに行く約束をしてしまっていたのだ。元から遠慮がちなところがある葉月は断ることもできず、いまもこうして部屋でお腹の痛みに耐えている。

「あーあ…ダレかにかわってもらいたい位だわー…」
おもわず自分が育てていたバラの花に話しかけてしまう。もちろんそんなことをしてもなにも―

「おまかせくださいっ!」

―と思ったら、なにか声が…?目の前のバラのつぼみがひとつ大きく膨らんでいって―突然、露出度の高い服を着た可憐な少女が飛び出してきた。…人形くらいの大きさの。

「あなた…妖精?」
「わーい私がみえるんですね。やっぱり私の恋したおかただわーっ」
… …えっ、いま恋って言った?

「だってあなた女の子なんじゃないの?」
「そーですぅ。でも、半分は男の子なんですよ。私は花の精ですから雄と雌がいっしょなんです」
言われてみれば、その精霊の尻尾みたいなのはおしべに―というか、アレに似てる気がするけど…

「私、神様にお願いして葉月様のおチカラになることをゆるしてもらったのォ。いつも大切にしてくださるから。」
―夢じゃない。だって、この生理痛は現実のもの。つまり私が可愛がっていたバラが私に恩義を感じて、精霊さんの姿で現れた…ってこと?

「さっそく願いをかなえますね」
「え?願いって…」
混乱する葉月をよそに、精霊さんは光を集め、そのまま葉月のお腹に向けて放った。… …が、特に何も…

「どーですか?お腹の具合は。近くにいた方とかわっていただきました」
エッヘン、とばかりに話す精霊さん。言われてみれば確かにお腹の痛みは消えているけど、でもかわってもらったって一体?

「ぎゃあああ!!」

突如、廊下に叫び声が響く。慌てて飛び出すと、倒れていたのは弟の潤だった。まさか、潤が私のかわりに生理痛を引き受けたってこと!?
―予感は当たっていた。『トイレに行ったらチンチンが無くなっていた』と騒ぐ潤の言葉に驚いて、自分の股間を弄ると…
あった。無いはずのものが。

「あなた、弟の腰と丸ごとかえちゃったのねっ」
どうもこの精霊さんはどこか抜けているらしい。さらに悪いことに、精霊さんは自由に術を解除することが出来ず、どうやら術をかけた相手の目的が達成されるまでそのままみたいで…まあ、悪気は無いみたいだから責めるのも可哀想かな。
―なんてことを考えてたら、約束通りよしえが遊びに来たみたい。汚名返上に燃える精霊さんはよしえに「満足してもらう術」をかけたみたいなんだけど…

「よしえっ、ちょっとどうしたのよそのかっこ…わーーっ、やめーーっ!」
よしえはとろんとした目で葉月に迫る。よ、よしえってそういう趣味だったの!?
それから先も、精霊さんが術を使うたび、おかしな事態になっていって…?


ACT. 3 ちっちゃーーい冒険 の巻

葉月が精霊さん―メイアという名前らしい―と歩いていたときのこと。ナナホシテントウが水たまりでもがいているのを見つけた。心の優しい葉月はすかさず救い出したが、それでもまだ弱っているみたいだ。

「おまかせくださいっ」
メイアがそう言っててんとう虫に光線を放つ。葉月の手のひらの上でもがいていたてんとう虫は、メイアの精気を受けた途端に元気になり―そのまま指先から飛び立っていった。


家に帰った葉月はバラの鉢に水をあげていた。メイアは精霊の姿をとっているとはいえ、その本体はあくまでバラの花だ。バラのお世話をすれば元気になるし、バラが傷つけばメイアもまた力を失う。
今日は葉月の水遣りのおかげで元気もりもり…だったのだが。
突然、葉月の目の前を飛んでいたメイアが叫び声をあげて床に落下した。顔は紅く上気し、しっぽの「おしべ」はビンと張って脈を打っている。

「だっ大丈夫!?体がどうかしたの!?」
「体の中になにかはいってきてるんです…」
はあはあと葉月の両手に横たわりもだえるメイア。しかし葉月の目から見て、特におかしいものは何も―
…いや、いる!なにかもやもやした人型のものがメイアの胸を揉んで、口から伸びた管がメイアの股間に…!

「原因は…こ~~れぇ~~~ねっ!」
そのもやもやを片手でつまんで、メイアから引き剥がす。途端、メイアの状態が元にもどり、張っていたしっぽも…うん、ちゃんと落ち着いたみたい。

「でも、なにかしらこれ…」
もう一度つかんだもやもやを見つめる。すると奇妙な声とともに、そのもやもやは葉月の手をすり抜け、メイアの木へと入っていってしまった。パッと見は虫の精に見えたけど…

「メイア、いまの何か心あたりある?」
「ありませんっ、でもォ私の『精気をいただきにきた』って」

あらためてメイアのバラを見る。だがもとが小さい虫の精であるためか、外からでは全く見つけられない。メイアも自然界の法則を破る術を自分に使うことはできないようで、手が出せないみたい。

「じゃ、私を小さくして、これくらいに。私が捜してみるわ。放っておくとメイアが心配だし…」
そういって親指と人差し指をちょこっと開く。ちょうど虫くらいの大きさだ。

「はいっ、おまかせくださいっ!」
いつものセリフとともにメイアが葉月に術をかける。途端、葉月の体がぐぅーんと縮んでいって―メイアの手のひらに乗るくらいに小さくなった。
葉月はメイアの手からバラの鉢へと飛び乗る。心配そうなメイアをよそに、葉月はバラの木を登っていく。

そんなメイアを虎視眈々と狙うものがいた。さっきの虫の精だ。メイアの側にニンゲンがいないのを確認すると、バラを見つめるメイアの前へと突然躍り出た。今度は姿を隠す必要もないのか、6本の腕を持った醜悪な怪人の姿でメイアに襲い掛かる!飛んで逃げようとするメイアの足を掴み、口から伸びた管をメイアの股間に差し込みながら直接精気を吸い取っていく…
一方、バラの木に登る葉月にもその様子が見えていた。だが、おそらくあれは精霊のようなものなのだろう。本体をさがしだして追い出さない限り、根本的な問題は解決しないはず。そもそも、いまの虫のような大きさの葉月ではメイアを助けることもできない。メイアを気にしつつも、必死で本体を見つけようとするのだが…

「やあーっ!!」
ひときわ大きなメイアの声が辺りに響いた。
「メイアッ!!」
思わず気をとられ、叫ぶ葉月。そのとたん、バランスを崩して木の上を滑っていき―そのまま「なにか」を蹴り飛ばした。

「ぐっ!?」
途端、メイアを強姦していた怪人が悲鳴を上げる。管を引っ込め、捕らえていたメイアすら離してしまう。
「だっ誰かアタクシの体に…」
怒りに燃える虫怪人。今度はメイアを放り出し、バラの木の本体へと向かっていく。しまった…今度は葉月が危ない!すぐにでも助けに行きたいが…

「だめだわァ、体がちゃんと動かない…」
メイアは怪人にさんざん精気を吸われたせいか、もはや立ち上がることすらできない。―そんなメイアの前に、マント姿の何者かが舞い降りた。
「あ…あなたは…」

再びバラの木にて。足を滑らせた葉月は、枝に張り付いていた虫―アブラムシと一緒に土の上へと落ちていた。
気を失っていたかのように見えたアブラムシはすぐに意識を取り戻し、葉月の姿を認めると怒りをあらわに突っかかってきた。いくら葉月よりも体格が小さいとはいえ、相手は小さな世界を生き延びてきた虫だ。人間の葉月では分が悪すぎる。そもそも葉月はこの虫を退治しようなんて気は無かったのに…

「私、メイアの精気をすわないでってたのみに来ただけです!」
「うるさいっアータなんか殺してあげるわ~っ!!」
アブラムシはそう叫ぶと、葉月目掛けて飛び掛ってきた!

「きゃ~~~~!!」
思わず目を閉じ、声の限りに叫ぶ。… …が、特に何も起こらない。おそるおそる目を開けると…
―赤い鎧の騎士が、アブラムシに襲い掛かっていた。


葉月は元の大きさに戻ることができた。すかさず、鉢の近くで倒れているメイアを抱き寄せる。
「メイア、大丈夫?しっかりして…」
「う、うん…葉月さまァ。元にもどってるということは無事なのですねぇ…すみません、私の為に危険な…」
メイアは大分弱っているようだが、幸い命に別状はなさそうだ。
「いいのよ、愛しいメイアの為だもの。それにね…」
チラッとバラに目をやる。鉢のそばに、おぼろげながら星の描かれたマントを羽織った精霊さんの姿が見えた。

「ななほしてんとうさんに――助けてもらったから…」

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