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スモール・メモリ

7センチ!もう1つの世界/七島佳那

ある日、いきなり体が小さくなったら??
好きな人の部屋に侵入♡ マグカップ風呂で極楽♡
お菓子食べ放題♡ って楽しいこともいっぱいだけど… …
好きな人のヒミツを知っちゃった…(>□<)

鳥にさらわれた!
UFOキャッチャーの人形と間違えられた
…ってピンチもいっぱい!!

突然、そんなフシギライフを
送ることになった主人公
ななきの運命は!?

ドキドキの7センチライフ第1巻、ご覧あれ~♪

(以上、第1巻裏あらすじより全文抜粋)



市之瀬ななき、中学3年生。じーちゃんの蔵あさりが日課。がらくたを売ってお金にして、食費(主におやつ代)にするのだ。
14歳陸上部、人一倍食欲旺盛、1日3食じゃ足りません!
今日も今日とて蔵あさり。フェレットのニコと一緒にお金になりそうなものを探してるけど…うーん、きょうは収穫なしかな。
―と、思ったらなんか【封】って紙の貼ってある壺を見つけた。中身は…なんだ、梅干しか。
お金にはならないだろうけど、とりあえずおなかの足しにはなりそう。
あっという間に壺一個分を平らげて、そのまま学校へ。でも正直、これだけで足りるかな~

…案の定、足りなかった。学校についてそうそう空腹で倒れる寸前。
もうお腹が鳴りそう…ってときに、料理部の永美ちゃんが昨日作ったらしいカップケーキをくれた!おぉ、持つべきものは友!しっかり者の小夏ちゃんは若干あきれてたけどね。
しかもそのタイミングで、廊下を通り過ぎる麗しき影!あれは学校のアイドル2人、平井君(と哉多)!ああ平井君、今日も素敵…あ、小うるさい哉多は別にどうでもいいです。
私の生活は、こんな素敵な人たちに囲まれながら、平凡な毎日を送っています。

―訂正。送っていました、今日までは


陸上部の練習も終わり、今日も直接家庭科部へと向かう。お目当てはもちろん、永美ちゃんの料理の試食!もうすぐケーキが焼きあがるって。楽しみー!
そうやって窓越しに永美ちゃんと話してたら、なななんと!料理部部長の平井君がこっちに近づいてきて、自分の作ったケーキを私にくれたっ!「ななきちゃんはおいしそうに食べてくれるから、作りがいがあるよ」だって…きゃー!

「…本当に好きなんだね」
平井君と入れ替わりでやってきた永美ちゃんが私にささやく。私は頬を染めたまま、こくこくと頷くだけだ。
「ななきちゃんの…そういう素直なところ憧れちゃうな」
そう呟いた永美ちゃんの表情はなぜか心なしか寂しそうで…?
…と、とにかく!平井君のケーキを食べよう!とってもかわいいケーキを前に、お腹もぐぅーと鳴り出して、


ポンッと音とともに、私は地面に投げ出された。

思いっきり腰を打ってしまい、痛みを堪えながら顔を上げると―やたら大きな鳥。
驚いて後ろに飛び退くと、今度はタンポポの茎に衝突して…って、え、えーーっ!!
私…ちっちゃくなってる!?

あまりに現実離れした出来事に混乱していたら、鳥が私をくわえたまま空へと連れ去って!?で、上空から落とされた先が棒高跳びのマットの上で!!?で、で、そこに飛び込んできた生徒のおかげでさらに飛ばされてサッカーボールに張り付いたまま蹴飛ばされ―
… …あ、哉多。
「お…お前市之瀬?に…人形?」
あ、あはは…そりゃこんな姿を見たら哉多でも混乱するよねー。
「違うんだコレが急に小さくなっちゃってさー」
もう大変ー…と話してるのにっ!なんでこいつはっ!スカートをめくるかぁっ!!
…なんてやり取りをしてたら、哉多の様子がおかしいことに気づいたサッカー部員が声を掛けてきて。
「すまん!!オレもう帰るわ!!」
そう哉多が口にして、私を抱えたままサッカー部を後に…。


そんなこんなで。私と哉多はさっきの家庭科室前の窓下まで戻ってきた。
…小さくなったおかげで、私のカバンがそこに置きっぱなしだったのだ。
「――で、なんで、お前縮んでんだよ」
窓下の地面に座り込みながら、哉多が聞いた。
「そんなの私が知りたいよ。ここでいきなりこうなったの。」
そりゃ、わかってたらこんな苦労してないっての。
「てか、やっぱり哉多から見ても私って小さいよね」
「ああ、何センチくらいなんだ?7センチくらいか?」
7センチ―ちっちゃいなぁ。
「これからどうしよう」
本心からの言葉だった。…のに、哉多ときたら、こんなの持ってたら変態扱いだの、捨てていこうだのと…まったく、平井君とはえらいちが―ふぐっ!?
「しっ!誰かいる」
哉多はそう言って私を両手で押さえつける。誰かって誰?気になるー!
「コラッ静かにしろ!!」
でも哉多はさらに力を込めて暴れる私を…んーー!!苦しー!!

「平井君、まだ残ってたの!?」
あ、永美ちゃんの声だ!!
「樋口さんに言いたいことがあって」
「何?」

「樋口さんのこと、好きなんだ」


――夜。
哉多の家の哉多の部屋。
座っている哉多の手のひらの上に、私は座っていた。
哉多は落ち込んでいる私を励まそうと、いろいろ話しかけてくるけど、私は…
あの後、永美ちゃんは平井君をフった。もちろん、二人が付き合うなんてことはない。
でも。知らなかった。平井君が永美ちゃんのことが好きだなんて。

考えてみると当然だよね。私が男の子だったら、永美ちゃんのこと好きになってるもん。
私なんて。食い意地張ってるし。ガサツだし。こんなにちっちゃいし。
「哉多…私をどこかに捨てていいよ」
「は…?」
「私ここにいても邪魔でしょ」
とめどなく涙があふれてくる。
気づかなかった。私、こんなに平井君のことが好きだったんだ。
「私、もう、このまま消えたい」

そういうと。哉多は手のひらの上で泣きじゃくる私の顔を指でつまんで。
押し上げて。押し下げて。フーって吹き飛ばして…ってちょっとー!!
「人が落ち込んでるときに何するのー!!」
どうしてこう哉多はデリカシーが…!

「それそれ。元気なほうが市之瀬らしいって」
「は?」
「そういうお前を好きになるやつだっているよ」

…哉多なりのやさしさだったんだ。不器用なやり方だったけど、失恋したての私にはありがたかった。
「ありがと」
…なーんて言ったら、哉多のやつ照れちゃって、照れ隠しに私の口にケーキを…って、大きい!今の私には大きいから!!
で、無理やり口に突っ込まれたケーキをごくん、と飲み込んだら、ボン、と音がして―身体が元の大きさに、戻った。

…え、なんで?なんでいきなり小さくなって、唐突にもとに戻るの??
慌てて哉多の家を後にする。
でも考え方を変えれば、平井君が振られたってことは、私にもまだチャンスがあるってことじゃん!!
私はこの恋をあきらめたくない。よーし、頑張るぞー!


で、次の日。
何事もなかったように永美ちゃんに挨拶し、また普通の日常が始まる…はずだった。
その永美ちゃんを探して家庭科室に来た時、またお腹が鳴って―私はまた小さくなった。
…でも、私は小さくなったことに慌ててる余裕はなかった。
見てしまったのだ。
私がいることに気が付かない永美ちゃんが家庭科室に入ってきて、平井君のエプロンを抱きしめている姿を…


さらにそのあと、都合よく家庭科室に入ってきた哉多によって、私は助け出された。
そのあと、私が小さくなった原因?が、あの蔵にあった梅干しなんじゃないか、という哉多の意見により、私たちは市之瀬家の蔵へと向かった。
―哉多の予想は当たっていた。私が食べた梅干しの壺のそばに、この梅干しについてある巻物を見つけたのだ。
巻物にはこう書いてあった…
『一. これを食べると特異体質になる
 一. 腹の空いた音で変化し、何か食べると元に戻る』
そ、そうだったのかーー!!試しに哉多の持っていた飴を食べてみると…あ!元の大きさに戻った!しかも飴まで大きくなったよ!!
『変化する体質は様々で、ある者は動物に、またある者は透明になった』
―ふーん。つまり私の場合はちっちゃくなるってことなんだ。
『この変化は成長期にのみ起こりうるもので、成長とともにその能力は消える』
「ずいぶんアバウトだな」
うん。哉多の言う通り。成長ってなによ。え、胸とか?
「おおーーっと、まだ何か書いてあるぞ~」

『変化したまま7時間が経つと、一生その姿のままなので要注意』

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小さくならない魔法少女なんて

魔法使いしかっ!!/うおなてれぴん

「三ツ葉みう」が深夜暗い林の中で見たのは、「魔法師・リサ」が巨大な魔方陣の上で秘密の儀式を行っている姿だった!
強大な魔力を得られる運命の星<フォーチュンスター>のカケラを手にした「みう.」。
そして同様にカケラを手にした少女達の魔法バトルが"市内規模"で始まる!!

(以上、カバー裏あらすじより全文抜粋)


ある夜、みうは一人でコンビニから女子寮に帰る途中、とても不審な人物を見た。
いや、もう不審なんてものじゃなく、その姿はどっからどうみても魔法使いのコスプレをした大人のお姉さん。
ルックスは割と美人っぽいんだけど…なにあれ、こんな夜中に?変態?
ところが、その人が妙な呪文を唱えた瞬間に足元の魔方陣が光り出し、それと同時に空から流れ星が!!
…と、思ったら今度は流れ星が上空で割れたっ!?しかもそのうちの一つが…え!?

「え、うそっ!?こっち来るよっ!!」
「よしっ、予定と違うけどとにかく星は来たわっ!!」
お姉さんはそう言って、あろうことかその落下地点に近寄っていくけど…いや、危ないでしょ!
「そっち行っちゃ危ないってば!!」
ドン、とお姉さんを突き飛ばすみう。だが、その瞬間、あろうことか流れ星はみうに直撃してしまう!

…?あれ、なんともないや。
お姉さんはこれ以上ないくらい動揺してるけど私のほうはケガひとつ無いみたい。
「えーい、そんな事心配してるんじゃないわよ!あんたのせいであたしの10年間の苦労が、苦労が!」
どういうことか全くわからないけど、ずっと叫び続けてるお姉さん。
「とりあえずそれ持って」
え?なにこれ、杖?
「まず深呼吸して落ち着くっ!それから意識を集中して…その杖に身体中の全ての力が集まるように祈るのよっ!」
…なんだかなあ、と思いながらも言われた通りにやってみる。
と、同時になんか風みたいなのが私の周りに集まってきて―ふ、服装が変わった!?なにこれ!?
「見ての通り!あんたは魔法使いになったのよっ!!」


とりあえず。
一通り落ち着いてから、お姉さんはこの状況を説明してくれた。
「あたしの名前は来栖リサ、24歳にして天才魔法師の名を欲しいままにしている美人魔法師よ」
ふむ。
「幼少の頃から勉強熱心だった私は14歳の夏、ある魔法書に大きな魔法力を持つ星が近い将来堕ちてくるとの予言を見つけたのよ」
ふむふむ、その星がさっき私に直撃したやつね。
…って、あれ?リサさんの身体…
「―そして最後の仕上げに私の持っている力を全部使って、星がこの座標に来るように導いたのよ」
…いや、それも重要なんだけど、そんなことより…

「ね、ねえ、リサさんなんか小さくなってません?ていうか絶対身体縮んでる…」
「はあ?何言ってんの?んな事あるわけないでしょ… …って本当だーっ!」
ノリツッコミかい、とは言わないことにして。
確かにリサさんの身体はさっき会ったときより一回り小さくなっていた。最初に見かけたときは私より背が高かったのに、いまでは私の目の高さくらいにリサさんの頭がある。着ている魔女のコスチュームもぶかぶかだ。
「さっき言ったでしょ、星を呼ぶために私の力を全部使ったって。どうやらそのおかげで身体を支えている事が出来なくなったみたい…」
うーん、聞いてもあんまりピンと来ないけど。
とりあえず、私がもう一度魔法使いに変身してもとに戻せばいいってことか。

―ところが。いざ変身しようと杖を構えたとき、どこからかなんか弾丸?みたいなのが飛んできて、杖が真っ二つに折れちゃった!
林の奥から現れたのは…メイドさん?え、魔女?また変な人が出てきたよ…


どうやらそのメイド姿の魔女が言うには、あの流れ星が割れたのは同じように星を引き寄せようとした結果らしい。
つまり、このあたりには私と同じように魔法の力を得た人たちがいて、その人たち同士で力のもとである<カケラ>を奪い合ってるってことらしい。
…え、じゃあこの人も私のカケラを奪いに来たの?ど、どうしよう…変身しようにも杖は壊されちゃったし…
―と、思った矢先。
「あれはあくまで私の杖、あんたはあんたの杖を出せばいいのよ」
言われた通り、胸の前で両手を握って杖をイメージする。そのまま引き抜くと―わ、ほんとだ!杖だ!
もう一度変身して、どう戦うか考えて―いるうちに、なんだかよくわからないけど勝っちゃった。

「OKOK、よくやったわ、上出来よ」
あれ?リサさんどこ?
「ここよここ、あんたの足元」
…うわーっ、ちっちゃーっ!
「あんたの杖出すのに残りの魔力ほとんど使っちゃったからね」
大体1/6スケールのフィギュアくらいの大きさになっちゃったリサさん。
―うわぁ、なんか大変なことに巻き込まれちゃったかも…


さらにそのあと。
悪いメイドの魔法使いからカケラを吸収する過程で、いろんなことがわかってきた。
まず、カケラは変身した魔女からしか吸い出すことは出来ないということ。変身前の相手から無理やり奪おうとしてもダメで、敗北を認めた相手からしかカケラはもらえないみたい。
で、敗北するとどうなるかっていうと、相手は自分がイメージする最も恥ずかしい姿になるみたい。逆に、魔法使いに変身したときの姿は自分のイメージする理想の姿らしい。さっきのメイドさんは負けたときに裸かっぽう着になってたけど…うん、深く考えるのはやめよう。
最後に、敗北した相手からカケラを奪う方法だけど…それが、その…倒した相手と、き、キスをして… …はうぅ。

そ、そんなこんなで、私は次々と襲い掛かってくる魔法使いたちを相手に戦うことになっちゃった。
ほかの魔法使いとは違って私は特に願いなんてないけど―まあ、小さくなっちゃったリサさんをもとに戻さないといけないからね。

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