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未来の古典

あんみつ姫
第34話 ミクロの姫様ミニミニ大戦争
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ある日のあまから城。茶坊主のまんじゅうの部屋で、子供たちが興味津々の目で小さな生き物を見つめていた。
用意されたのは積み木でできた障害物。まんじゅうが捕まえてきたバッタを訓練して、芸を仕込んでいたのだ。
ピョンスケと名付けられたバッタはまんじゅうの命令で次々と障害物を越えていく。うわ~、うまいうまい!!
面白がったあんみつ姫やまんじゅうの弟の塩豆は、自分もやってみたくてピョンスケを貸してくれるよう頼むけど、まんじゅうはもったいぶった挙句にピョン助をまた虫かごへと戻してしまった。ちぇ、結局自慢したかっただけか。
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面白くないあんみつ姫。自分もすごいバッタを捕まえようか…そう思って部屋に戻ると、そこには発明家の源内が待っていた。ペットのジュリーになにやら怪しい風呂敷を抱えさせている。
「なあに、これ?」
「えー、これは人類の危機を救う大発明です」
「人類の危機を?」
「さよう、もしこれが実用化されれば、いま世界が直面している食料・資源・人口問題をすべて解決します!」
へぇ~、面白そう!さっそく見せてくれるよう源内さんに頼んだけど…これは重大な発明品だからお殿様にしか見せられない、だってさ!なによぉ、も~、みんなして、ケチ!
パパは外出しているから、その間待たせてもらうと言い張る源内さん。
―ならば、勝手に見てやろうじゃないの!

源内さんをカステラ先生をだしにして部屋から遠ざけ、ジュリーはおっとっとにお茶菓子を持たせて気を逸らせて…いまだっ!
一瞬の隙をついて風呂敷を奪い、こっそり広げてみたけど…出てきたのはスプレー缶がひとつだけ。なにこれ?これが人類を救うものなの?
振ったり眺めたり。いろいろいじっている間に、あんみつ姫は自分にそのスプレーをかけてしまう。うわっ、なにこれ!?
ヘンな色の煙を顔にあびてしまい、しばらくむせていたあんみつ姫だったけど…急に身体がおかしな感じになってきた。
脈が強くなって、少しずつ意識が遠ざかっていく。
心臓がドクドクと脈を打つたびに、部屋がどんどんと遠ざかっていく…!?
―いやああぁーーっ!!
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そんなあんみつ姫をよそに、中庭にやってきた源内さんはカステラ先生と会話していた。
「ミニミニ計画?」
「そうです。人間が小さくなれば、食料や資源もわずかで済み、人口問題も解決するというわけです」
「たしかに理屈はあってますネェ」
そう。あのスプレー缶こそがミニミニ計画の秘密兵器。
つまり、あのスプレーは人間の身体を―


ようやくスプレーの衝撃から意識を取り戻したあんみつ姫。でも、なにかヘン。
さっきのスプレー缶がやたらと大きく見えるし、天井はすごく高いし、それにこの部屋こんなに広かったっけ…?
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そんなことを考えながらあたりを見回していると、突然黒い影があんみつ姫を覆う。
見上げるとそこにはとんでもなく大きな…え!?
「うわーっ!オバケ~~っ!!」
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「おれだよ、おれ!おっとっと!」
ずしん、と伏せて話しかけてきたのは…あ、たしかにおっとっとだ。でもなんで話ができるの?
「おれだって話せるんだゼ」
じゅ、ジュリーも!?
「どうしたのふたりともそんなに大きくなっちゃって?」
「おれたちが大きくなったんじゃなくって、あんみつ姫が小さくなったの」
え~っ、まさか!でも改めて周りを見ると、たしかにここ、さっきまでの部屋だ。
ど、どうしよう…
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でも、心配するあんみつ姫をよそにジュリーもおっとっともにやついてばかり。
「にひひ、こうやって見下ろすってのもいいねぇ、いつも見上げてばっかだもん」
「いまだったらひと口で食べられちゃうな~があーっ!」
そう言いながら見せつけるように口を開けるおっとっと。なによ、人の不幸を笑うなんて!
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抗議とばかりにおっとっとの顔に飛びついて暴れるあんみつ姫。でもそのおかげで、おっとっとが大きなくしゃみをしてしまい…うわーっ、飛ばされるーっ!!
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おっとっとのくしゃみで飛ばされた先は、あまから城の広~い庭。掃除をしてた種助に助けを求めても気づいてもらえないし、大きな大きなカマキリに見つかって襲われるしで、もう散々!
追いかけられてる途中でクモの糸に掴まって逃げられたけど、ほっとしたのもつかの間、今度はそのクモの巣にチョウチョウさんが捕まってる!なんとか糸を切ってチョウチョウさんを助け出し、あんみつ姫もクモに襲われる前にチョウチョウさんの足に掴まって、空を飛んで逃げ出した。
チョウチョウさんは、お礼にあたしを仲間のもとへと連れてってくれるらしい…けど。
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なーんか、仲間を助けたわりに歓迎されてない雰囲気…
聞けば、虫さんたちは人間たちのなにげない行動にいっつも迷惑しているみたい。バッタのトビキチのお父さんも、このあいだ人間に捕まってしまったとか…
…って、ちょっとまって!そのバッタ、まんじゅうの捕まえたピョンスケじゃない!!
小さなあんみつ姫を前にして、怒り狂う虫さんたち。あわや一触即発の事態になるところだったけど、あんみつ姫が『ピョンスケはまだ生きてる』って言ったのと、チョウチョウさんの説得のおかげで、みんなはなんとか信じてくれたみたい。
よ~し、そうと決まれば、みんなで力を合わせてトビキチのお父さんを助けに行かなくっちゃね!
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あまから城内はあんみつ姫が小さくなったことに気づいて大騒ぎ。みんな総出で、虫眼鏡片手にあんみつ姫の捜索が行われていた。
でも当の本人は、みんなに見つかるわけにはいかないの。あんみつ姫も虫さんとおんなじ格好になって、こっそりあまから城に潜入します!
それでは、救出隊しゅっぱ~つ!!
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