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女の子にはセンチメンタルな感情なんてないのよ

機巧少女は傷つかない 7 ~Facing “Genuin Legends"~/著・海冬レイジ イラスト・るろお

機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。「誤解を恐れずに言えば、この夏、夜々と雷真は一線を超えました」「嘘……よね?」そんなわけで夏が終わり、〈迷宮の〉魔王グリゼルダのもとでの修行で実力を上げた雷真は、ロキやフレイとともに順当に夜会を勝ち進んでいた。だが、シャルが何者かの呪いを受け、人形サイズに小さくなってしまうという事件が起きる。一方で、学生総代にして、〈十三人〉の第三位、オルガ・サラディーンに迫られる雷真。そして、雷真とオルガの婚約が発表され――!? シンフォニック学園バトルアクション第7弾!
(以上、カバー裏あらすじより全文抜粋)


ヴァルプルギス王立機巧学院―大英帝国の機巧都市リヴァプールにある魔術界の最高学府。
そこに在籍する日本からの留学生・赤羽雷真(アカバネ・ライシン)―通称「下から二番目(セカンドラスト)」は、かつてない難題に直面していた。
学院でもトップクラスの実力を誇る才媛・シャルロットがなんの前触れもなく小さくなってしまったのだ。
原因は大昔の儀式魔術であるということ以外は一切不明。儀式魔術は呪術の類に近く、現代魔術で容易に解除することはできない。それどころか、強制的に解除しようとすると効果が永久(パーマネント)になり、二度と戻らない危険性すらある。
シャルロットは雷真が保護し、担任のキンバリーのもとで解決法を探ることとなった。普段の強気な態度はどこへやら、絶望的な境遇に怯えるシャル。彼女に恨みを抱いている人物は多すぎて、術者を絞り込むことすらできない。そもそもシャルに呪いをかけるほどの実力者なのだ、一筋縄でいくはずもない。
途方に暮れる雷真だったが―犯人は意外なほどあっさり判明した。


アリス・ラザフォード。虚像(ブロッケン)の魔法による変身能力に優れた狡猾な魔術師。そして、かつて雷真を殺しかけた少女。
学生総代オルガの姿に化けた彼女は臆面もなく自分が犯人であることを雷真に明かすと、呪いを解く条件を提示してきた。
「僕と<婚約>してほしいのさ」
「……婚約?おまえと?」
オルガに化けたアリスとの婚約。信じがたい話だった。もとより婚約者のいる雷真に受け入れられる話ではない。
―が、受け入れざるを得なかった。
もはや、アリス以外にシャルの呪いを解ける人物は存在しない。シャルの運命は彼女の掌に握られているのだ。

かくして、雷真とオルガの婚約のニュースは学院中を駆け巡ることとなった。
雷真に好意を持つ人物が次々と訪れ、罵倒し、失望し、そして去っていく。
小さな身体で不安に押しつぶされそうになるシャル、雷真のもとから姿を消した自動人形・夜々。
…それでも雷真はアリスとの約束を誰にも話すことができない。不本意ながらもアリスの思惑通り、駒として動く以上の選択肢は与えられていなかった。


キンバリーの見立てでは、呪いが完全に効果を発揮するまでせいぜい三日。
「……三日経つとどうなるんだ?」
「二度と元の姿には戻れない」
―もはや、時間が無い。

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