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20世紀は過去の時代

たいむとらぶるトンデケマン
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ハヤトとユミはトンデケマンの実験で20世紀から9世紀のバグダッドに飛ばされてしまった。アブドーラからトンデケマンを奪い返して、20世紀に帰ることができるのだろうか!?

第36話「大変ミクロのシャララ姫」

数度に亘る攻防の末、ハヤトとユミはついにアブドーラからタイムマシン・トンデケマンとシャララ姫を奪還することに成功する。早速トンデケマンの能力を利用して20世紀へと通じる次元の穴を開け、元の時代へと帰ろうとする二人。しかしながら、空きっぱなしの次元の穴から、9世紀バグダッドの住人であるシャララ姫やその許婚のダンダーン、さらにはアラジンやアブドーラまで飛び込んできて、一緒に20世紀へとついてきてしまう。
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そうして過去のバグダッドの住人を引き連れたまま、夢にまで見た自分達の世界に戻ってきたハヤトたちだったが…どうも様子がおかしい。確かにトンデケマンを作った20世紀の科学者・レオナルド博士の研究室へとワープしたはずなのだが、周りのものの縮尺がやけに大きすぎる。戸惑うハヤトたちの前に突然振ってきたのは―途方も無く巨大なハンバーガー!そしてそれを拾い上げようとする巨人、いやレオナルド博士の姿だった。どうやら、次元の穴を潜り抜けるときに影響を受け、小さな体で20世紀へと転送されてしまったようだ…
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なんとかレオナルド博士に小さくなった現状を知らせ、元に戻してもらおうとするハヤトたち一行。ところがハヤトとユミがあまりにも小さすぎる上に博士自身の老眼が進んでいるためか、レオナルド博士には埃としか認識されず注意を引くことができない。レオナルド博士はその日の研究では特にアイデアを閃くことも無く、そのうちいつもの怠け癖が出てソファで居眠りを始めてしまう。ハヤトたちは博士の耳元まで登り、大声で叫ぶことで目を覚まそうとするも、努力の甲斐むなしく博士は眠りこけたまま。それどころか、指でハヤトたちを弾き飛ばし、そのドタバタでシャララ姫とは離ればなれになってしまう。
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そんな時、偶然にも博士の隣の家に住んでいるジュンが珍しい虫について調べるため、研究室を訪れていた。ジュンはソファで居眠りをする博士の様子を見に行ったとき、椅子の手すりにぶら下がっている奇妙な虫を目にする。さっそくその虫をつまみあげて標本にしようとするジュン。ジュンが見つけた虫とはもちろん本物の虫などではなく―バグダッドから来てミクロ化したシャララ姫だった。
このままでは無邪気なジュンの手によって、シャララ姫が昆虫標本にされてしまう!ハヤトたちは虫のように小さな姿のまま、なんとかレオナルド博士を起こしてシャララ姫と自分達を救おうとするのだが…
1989年のアニメ。当時は21世紀などまだ10年近く先の話で、20世紀末という時代を楽しんでいる風潮があった。このアニメもそんな時代の最中に製作されたもので、アニメの作画や雰囲気までこの90年代とも言うべき時代を体現しているようだ。主題歌の作詞も森 雪之丞氏と、リアルタイムでこの時代のアニメを見ていた世代には堪らないものがある(※注:歳がバレます)。
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ネコに追われるハヤトたち。

さて、この話だが全39話中36話と、かなり終盤の話になる。「おやゆび姫物語」でも似たようなエピソードを扱った気がするけど、異世界に飛ばされる設定の話では、最終話が近くなると元の時代(世界)に戻ったと錯覚させるような話が挿入されることがある。このエピソードも似たようなプロットだが、時空の壁は越えたもののサイズに異変を生じたまま戻ってしまうというトラブルを生じている―え、それもおやゆび姫物語と一緒?やだなあ、偶然ですよ偶然。

シチュエーションとしては徹底したunaware―レオナルド博士とジュンの無意識の行動に翻弄される形だ。大きさは目算で2cm前後といったところか。気分転換のパターゴルフのボールに追い回された挙句、埃と一緒に掃除機に吸われる展開などはもはやシュリンカーの定番のようなものだ。
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一方で自身の大好物であるメロン、それも自分の身長よりも遥かに巨大なメロンに浮かれるシャララ姫には、人間の昆虫標本にされるという危機が迫っていた。のだが、ドタバタアニメの文法通りというか、一緒に20世紀へとやって来たアブドーラの魔法によりパニックが起こり、それを悪霊の仕業と勘違いした博士が悪霊払いロボットを発進させるも暴走し…うん、後の説明は無くても良いよね。様式美だし。
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シャララ姫を救出するギリギリのところになって巨大な(等身大の)蛾に邪魔されるもなんとか救出に成功、命からがら元の時代(というかいままで暮らしていた9世紀バグダッド)に戻るという展開まで含めて、「お約束」を忠実に遵守した作品だと思う。なんというか、個人的には「夕方5時過ぎになんとなくチャンネルを回したらやっているアニメ」の感触が強い。このあと、さらにチャンネルを回すと乱太郎がやってておじゃる丸へと続き、天才テレビくんが始まっても何も違和感がないんだよなぁ(この時代にはまだ乱太郎は始まってません)。
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見所としてはswを前面に押し出しているというより、通例のシュリンカー的なシチュエーションが多いか。シャララ姫のほうは最初ピンセットでつままれてプラスチックの箱に閉じ込められるものの、それ以降はジュンから特に何のアクションも無いのが少し残念。ジュンに人間と認識されず、見下ろされるシーンがそこそこ良い程度かな。一方でハヤトたちと行動している20世紀の少女・ユミは巨大なレオナルド博士とコミュニケーションを取るために四苦八苦するも、すべて徒労に終わり虫以下の存在としてあしらわれる。こちらのほうは結構見所があるか。

サイズものとして見ると斬新な点はあまり無く、むしろ30分間でテンポよくまとめることを意識したような構成に感じられる。しかしながら、シュリもの(というかunaware)としての「お約束」についてはきっちりつぼを押さえてカバーしており、むしろ当時放映していたアニメの時代を提示する資料というか、マイルストーンとしての意味合いが強いように感じます。ただ、残念ながらこのアニメ自体の知名度は低く、再放送もあまり希望が持てない状況なので、今後日の目を見る機会は少ないかな…DVDBOX版が発売されているのが唯一の救いか。
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